雨過天青 - 東京都中央区 -
8月下旬の東京は雨の日が多く、それまでの暑さはどこへ行ったと思うような気温が続いた。しかし、気温は少々低くても湿度が高いため、「秋が来た」というよりも「梅雨に逆戻り」の気分の方が近い。 その鬱陶しさを紛らわすため?上野の東京国立博物館で開催されている「台北 國立故宮博物院-神品至宝」展を鑑賞しに行った。そこに展示されていたのが宋の時代に河南省の官窯「汝窯」で焼かれた「青磁無紋水仙盆」。この青磁は、雨上がりのしっとりと水気を含んだ空の「青」を磁器に写し込めとの皇帝の命により作られたもの。か… [続きを読む]
2014年9月3日