陸奥国分寺 -仙台市若林区-
陸奥国分寺は、聖武天皇の詔により奈良時代(740 年代)に建てられ、江戸時代初めに伊達政宗により再興された。創建時の寺域は 242m四方の方形で、南辺の中点に正門である南大門(写真の仁王門)があったとされている。 静謐な雰囲気が漂う境内には今、薬師堂だけが建ち、地表には古代寺院の礎石の一部が露出する。869年の貞観地震以来 1142 年の時を経て再びの天災地変―あの東日本大震災から1年が経つ。 [続きを読む]
2012年3月1日
東日本大震災
陸奥国分寺は、聖武天皇の詔により奈良時代(740 年代)に建てられ、江戸時代初めに伊達政宗により再興された。創建時の寺域は 242m四方の方形で、南辺の中点に正門である南大門(写真の仁王門)があったとされている。 静謐な雰囲気が漂う境内には今、薬師堂だけが建ち、地表には古代寺院の礎石の一部が露出する。869年の貞観地震以来 1142 年の時を経て再びの天災地変―あの東日本大震災から1年が経つ。 [続きを読む]
2012年3月1日
「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」(以下、「この条例」という)は、かなり異例な条例である。なにしろ、今まで完全に合法であった建築物について、従来行われてきたような一般的な普及啓発や努力義務に終わらせることなく、耐震化に向かって新たな義務を課し、東京都として直接的な働きかけを行うのであるから。 この条例は、平成23年3月11日に東京都議会にて決議された。そしてその1時間後に東日本大震災が起こったのである。そのとき議場には多くの議員が大地震の揺れの不安に耐えていた。… [続きを読む]
2012年5月21日
未曽有の大震災から、間もなく2年4ヵ月。東北の被災地でも少しずつ復興の兆しが見えてきた。 東日本大震災により宮城県内で発生した震災瓦礫の総量は、災害廃棄物と津波堆積物を合わせ約1,795万t。これは通常のゴミ処理能力で試算すると、処理完了迄19年程度を要すると言われた膨大な量であった。被災地の多くは、沿岸部に位置し平坦地が少ないため集積場適地が足りず、石巻市では高さ約20m(7階程度のビル相当の高さ)まで瓦礫が積み上げられていた。この「瓦礫のビル」を目にする度に、処理の長期化を懸念し、暗… [続きを読む]
2013年7月20日
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