秋元康男
いまNOW
「杜の都」仙台では、令和元年から「せんだい都心再構築プロジェクト」がスタートしている。これは、東日本大震災からの復興の一方、既存建築物の老朽化や新築オフィスビルの供給減、仙台駅前の大規模画地が未利用・低利用の状態になる等、新たに顕在化した課題に取り組み、東北を牽引する都市として成長することを目的としたものである。当プロジェクトでは、都心の将来イメージを「仙台駅エリア」、「勾当台・定禅寺エリア」等に区分し、それぞれ個性的な街づくりを計画している。 「仙台駅エリア」は、東北地方の玄関口「JR… [続きを読む]
2023年3月20日
いまNOW
未曽有の大震災から、間もなく2年4ヵ月。東北の被災地でも少しずつ復興の兆しが見えてきた。 東日本大震災により宮城県内で発生した震災瓦礫の総量は、災害廃棄物と津波堆積物を合わせ約1,795万t。これは通常のゴミ処理能力で試算すると、処理完了迄19年程度を要すると言われた膨大な量であった。被災地の多くは、沿岸部に位置し平坦地が少ないため集積場適地が足りず、石巻市では高さ約20m(7階程度のビル相当の高さ)まで瓦礫が積み上げられていた。この「瓦礫のビル」を目にする度に、処理の長期化を懸念し、暗… [続きを読む]
2013年7月20日
いまNOW
平成27年12月6日、「杜の都」仙台市に二本目となる仙台市営地下鉄「東西線」が開業する。「東西線」は、仙台市南西部の「八木山動物公園」駅から、都心部の「青葉通一番町」駅、JR「仙台」駅等を経て、仙台東部道路「仙台東」I.C.付近の「荒井」駅まで、仙台市を東西に結ぶ約13.9km、全13駅の路線である。東日本大震災による工事中断を乗り越え、本年12月の開業が決定した。同路線に導入される新型車両2000系は、「自然と調和し、伊達の歴史を未来へつなぐデザイン」をコンセプトに、伊達政宗公愛用の兜に使われている… [続きを読む]
2015年2月20日