建物価格の査定システムへの取組み - 鑑定法人エイ・スクエア/澁井和夫
日本の中古住宅市場において、建物価格が実際の価値を吟味することなく、主としていわゆる法定耐用年数により評価されることで、過小評価されていることが指摘されて久しい。 これは、金融機関が担保評価の物差しとして採用している税務上の減価償却(最短許容)年数が中古市場においても住宅の耐用年数の目安とされ、これにより、建物の耐用年数が極めて短く計算され、築年数が10年以上経過した木造住宅は、“十把一絡げ”に減価されて見積もられることに起因していると言われている。 だが、それだけではなく、建物の一つ一… [続きを読む]
2022年3月21日