戦後土地の動きの備忘録 - 森島不動産コンサルタンツ/森島義博
「平成」があと10ヶ月となった今、戦後73年の日本の変化の過程を如実に映し出してきた「土地」の動きを振り返るのも意義あることと考え、備忘としてまとめてみた。 1.戦後期 終戦の翌年、1946年にGHQによる農地解放が行われた。これによって地主・小作関係の開放が行われ、わが国から「大地主」といわれる者がいなくなった。1947年には日本国憲法が発布され、同29条や民法に私有財産制の保障が明記され、土地に対する所有権意識が強く浸透していった。 2.工業化社会の進展 1950年… [続きを読む]
2018年6月20日