記事一覧
いまNOW
日本政府観光局のリリースによると2019年の訪日外客数は32百万人近くまで増加しており、うちインバウンド観光客数も28百万人を超えています。しかしながら2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大により前年比▲99%超と激減し、9月実績数は13,700人と前年比▲99.4%となりました。いずれにしても、この感染症が終息していかなければウイズコロナと言われてもインバウンド観光客数増加は当面期待出来そうにありません。 この状況下でも京都市内で高級ホテルの開業が続いています。3月から11月までに5カ所で開業し… [続きを読む]
2020年12月21日
いまNOW
ハンコ?大好きです! さまざまな印材にいろいろな字体で緻密に刻印されたハンコ自体も好きですし、上質な朱肉で押された美しい印影を見るのも好きです。 不動産の仲介の仕事をしていた頃、多くの取引と同時に売買契約書などに押されるさまざまな印影を見て、ハンコと人柄の間になんらかの関係があるのではないかと感じて印相の勉強をしてみたこともあります。実印にしても、小さなハンコ、大きなハンコ、それらの字体の違いによって取引交渉の姿勢が違ったり、いわゆる悪相と言われる印鑑で不動産の売買を行う人は、どこか慎重… [続きを読む]
2020年11月20日
いまNOW
コロナ禍では普段気にも留めないようなことが気になる。8月に始まった「Go toトラベルキャンペーン」から東京都が除外された。東京都町田市に住んでいる人はアウトで神奈川県相模原市に住んでいる人はオッケーだった。この2市は同一生活圏を形成しているのに、危ない地域と大丈夫な地域に分けられてしまったのだ。また、他県からの東京スカイツリーへの旅行は対象外だが東京ディズニーランドへの旅行はお安くなる。確かに、どこかで地域の線引きが必要なのは理解できるが、行政区分で安易に分けることが随分と多いように感じる。 不動産… [続きを読む]
2020年10月20日
いまNOW
新型コロナウイルス感染拡大で社会活動のありかた(デジタル化の進展、テレワーク、シェアオフィスの活用等)が変わり始めていますが、同時に繁華街商業ビル(飲食店、遊戯施設等利用)の利用者の顔ぶれも変わり始めて街並が変わってきています。 また、ここ数年前から気候変動が激しさを増してきており、甚大な豪雨被害が発生して住宅等浸水リスクが大きくなってきています。令和元年6月の九州南部豪雨、7月からの台風による猛烈な風雨被害、更に10月の台風19号、21号による福島、千葉県、および長野県千曲川氾濫により市街地の大規模… [続きを読む]
2020年9月19日
いまNOW
八月の声を聞こうというのに雨が降りやまない。七月初め、熊本県球磨村の特別養護老人ホームの空撮映像は既視感のあるものだった。川べりの介護施設が河川の氾濫で浸水し、避難できなかった高齢入居者の悲劇が毎年のごとく伝えられている。 八代河川国道工事事務所の「球磨川水系洪水浸水想定区域図」を見ると、その老人ホームのある場所は「浸水時5m~10m未満」の想定浸水区域となっている。何ゆえそのような危険な場所に老人ホームを建てたのか?とは誰もが思うこと。しかし、よく考えれば、そのような場所は都会のゼロメートル地帯は言… [続きを読む]
2020年8月20日
いまNOW
ミクロ経済学では、市場に多数の経済主体が参加することにより、市場の中で需給均衡点が求められ、取引される財の価格と数量が決定され、この市場機能によって地球上の稀少な経済資源が最適に配分されるという理論(完全競争市場理論)を土台にして、様々な経済事象を研究して成果を上げてきた。 市場メカニズムの働かないところで経済主体に影響を及ぼす事象の発生を「外部性」と呼び、現実の市場が不完全であることも知られている。 例えば、プラスチック袋が買い物に利用された結果、海洋汚染が生じた場合、この海洋汚染が「… [続きを読む]
2020年7月20日
いまNOW
子年は何かと騒がしい事件が起こることが多い。前回の平成20年は、言わずと知れたリーマンショックが発生した年である。 その前の平成8年は関西基盤の阪和銀行が戦後初の銀行破綻、その後日本経済は奈落の底に転落していった。本年も身構えておく姿勢が必要だろうと思っていたが、まさか新型コロナウィルスが騒ぎの原因になるとは…。 しかし今回の騒ぎで分かったことがいくつかある。まずはマスクである。こんなものが手に入らなくなるとは思ってもみなかった。そしてマスクを代表とする医療資源について日本がこんなにも脆… [続きを読む]
2020年6月20日
いまNOW
「不動産はオークションで売りなさい」初版を出版して2年経過しました。その間、初版の読者の皆様から予想以上の反響をいただきました。 その中で、読者の方々のご希望に応えられないこともありました。 そこで、増補改訂版では、オークション成功事例の紹介のほかにオークションに向く不動産と向かない不動産の説明を新たに加えるとともに、民法債権法、相続法の改正点を反映させ、諸データの数字を新しくしました。 オークションに向いている不動産は、多数の買主が購入を検討してくれる不動産です。多数の買… [続きを読む]
2020年5月20日
いまNOW
少子高齢化の進展による人口減少社会問題の是正と東京圏への人口の過度の集中是正を目的とした「まち・ひと・しごと」創世本部が平成26年12月に制定され、地方創生第1期5カ年計画がスタート、実施されてきました。 令和に入り第2期5カ年計画がスタートしましたが、第1期の5カ年間でいろいろな問題点が明白となり、地方交付金や諸々の助成金が増加し、結果的に人口の東京圏一極集中の加速が止まらず、かつ地方にあって財政力(子育て世代の支援、高齢者支援など)、交通アクセスや低廉住宅価格など競争力のある地域のみが果実を得てい… [続きを読む]
2020年4月20日
いまNOW
兵庫県の中部に位置する丹波市にて不動産の鑑定業を営んでいる。兵庫県は南は瀬戸内海、北は日本海に面する広大な面積を有する県であるが、今や中北部においても高速道路の整備が進み、神戸市中心部から日本海側まで車で2時間半程度で移動できるようになった。 田舎における高速道路の整備効果としては、都心部への買物や通勤・通学が短時間で可能になることはもとより、農水産物等を都会の市場へ迅速に輸送できること、工場や物流施設の立地促進が図れること、観光客の増加が期待されること等であろう。 近年では、災害時に道… [続きを読む]
2020年3月20日
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