株式会社 鑑定法人エイ・スクエア-Appraisal Firm A square-

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記事一覧


南魚沼の田園風景  - 新潟県南魚沼市-

スクエア(方形)のある風景

  ほくほく線(北越急行線)の車窓から見た米どころ南魚沼の風景。既に田植えが終わった田んぼでは早苗が風にそよぎ、強い陽射しの下、初夏の透明感を醸し出している。   ブランド力の高い「魚沼産こしひかり」だが、近年はその地位も安泰ではない。北海道産米(ゆめぴりか、ななつぼし等)や九州産米(さがびより、森のくまさん等)の認知度が上がっており、値段の差も縮小している。消費者にとっては、安くておいしいお米が食べられるのはうれしいことだが、生産者にとっては、日本の農業の現状は、“前門のトラ後門のオオカミ”と… [続きを読む]

市場転換期にあるゴルフ場の鑑定評価 - 鑑定法人エイ・スクエア/幸﨑任宏

いまNOW

  ゴルフ場の市場規模は、少子高齢化や景気低迷によるプレイヤーの減少により、ピーク時の約半分となっている。「レジャー白書2013」によると、平成24年に1回以上プレイした人の数は790万人、市場規模は9,110億円であるが、平成4年には1,480万人、1兆9,600億円もあった。国内ゴルフ場は、利用者数の減少に加え、客単価の下落が続き、厳しい環境が続いているが、最近は外資のゴルフ場保有解消が進みつつある。以下、変動するゴルフ場の鑑定評価の今を考える。   以前は全ての土地がゴルフ場としての課税評… [続きを読む]

回復軌道に乗った三大都市圏の地価 - 鑑定法人エイ・スクエア/畠山文三

いまNOW

  3月18日に発表された公示地価は、三大都市圏の商業地では6年ぶりに上昇に転じ、デフレ収束を告げるものとなった。住宅地も、大阪圏は▲0.1%ではあったが、東京圏(1.4%)、名古屋圏(1.1%)とも昨年までの水面下から抜け出した。三大都市圏の商業地の地価は、08年のリーマンショックで大きく落ち込み、その後の回復度合いも住宅地より劣後していたが、一昨年12月の政権交代直後から急速に上昇テンポを速め、遂に今回、住宅地の上昇率を大きく上回った。とりわけ、東京都の商業地は、2.3%の上昇で際立っている。全国の地… [続きを読む]

日本橋ふくしま館MIDETTE  - 東京都中央区日本橋室町4 -

スクエア(方形)のある風景

  弊社が入居するビルの並びに福島県のアンテナショップが4月12日にオープンした。昨年末に文房具屋さんが退去した跡の1階が見事に変身し、大勢のお客さんで賑わっている。改装にかなりの時間をかけていたので、近隣のサラリーマンは“何ができるんだろう?”と興味深々の日々が続いた。   奥に飲食コーナーもある約450㎡の店内には、食品はもちろん、地酒、工芸品など「ふくしまの食と技」がいっぱいだ。しかし、オープンしたばかりの今は、ゆっくり品定めするのは難しい。   東京には、都心部を中心に各道府県… [続きを読む]

工場財団のメンテナンスと新たな活用(その2) - 鑑定法人エイ・スクエア/幸﨑任宏

いまNOW

  前回に引き続き、「工場財団のメンテナンスと新たな活用」について述べてみたい。 先般、工場財団を評価させていただく機会に恵まれた。それは、工場財団組成済みの異業種の工場を購入し、時代の先端を行く製品の工場を新・増設したが、旧工場の土地・建物・工作物・機械器具等も含めて、担保評価替えを行って銀行借り入れを増やしたいということだった。その工場は、大手ゼネコンの施工による堅固な建物で、前会社の工場再編で不要となったものを割安な価額で買受けたものだった。今回の新工場増設に伴い行った評価替えにより、既存の工作物・… [続きを読む]

工場財団のメンテナンスと新たな活用(その1) - 鑑定法人エイ・スクエア/幸﨑任宏

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  最近、立て続けに3件の「工場財団のメンテナンス」についての相談を受けた。 一つは、工場財団組成済みの古い工場を購入し新工場を増設したが、古い工場の土地・建物・工作物・機械器具等を含めて、担保評価換えを行って銀行借り入れを増やしたい。二つ目は、М&Aを行ったが、被合併会社に減損の兆候あり、土地の再評価を行いたい。三つ目は、工場を売却したいと思っているが、工場財団目録等の整備をここ十数年間行っておらず、実態と合っていないがどうしたらよいか…というものである。   工場財団については、バブル崩壊以… [続きを読む]

「3」と云う文字で表される事柄について - 評価コンサルオフィス・ケン/桂健二

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  2013年は政治、経済とも日本が徐々に上昇気流に乗りつつある1年でした。また、国政を司る人たち(の能力次第)により、これほど国民生活が翻弄されるものだということが実感できた年でもありました。「デフレ経済は悪くない」なんて誰が言ったのでしょうか?国家経済に及ぼす力が大きい「日銀の施策」が海外の「中央銀行の施策」とかけ離れていたのは何故でしょう。なにはともあれ、自民党中心の「安倍内閣」による「アベノミクス」「3本の矢」が実行されていくことが望まれてなりません。 「3本の矢」とは①金融緩和(日銀の公社債等の… [続きを読む]

不動産景気と漠然とした不安 - 森島不動産コンサルタンツ/森島義博

いまNOW

  今年の不動産業界における話題は、何と言ってもアベノミクスと東京オリンピックだ。どちらも、景気が良くなって不動産業界を潤すように感じる。ホントか? 首相と日銀総裁が変わり、金融政策が大幅に変更されて20年にわたるデフレから脱却したと喧伝された。株価は急上昇、文字通り気分としての「景気」は良くなった。資産のもう一つの代表である「不動産」の価格も上がるだろうと思うのは当然である。ある仲介業者は、個人投資家からの収益用不動産の問い合わせが1年前の4倍になったと言う。リートは増資を行って新規物件の取得スピードを… [続きを読む]

雁木造  - 新潟県上越市直江津駅前 -

スクエア(方形)のある風景

  今年は11月中旬に寒波が襲来したが、その後は比較的過ごしやすい日が続いている。雪国直江津にもまだ雪はなく、明るい太陽が眩しかった。   雪国=雁木という連想になるのは、その昔、教科書で習ったことが染み付いている世代のゆえか。同じ上越市でも高田地区には総延長が16kmもの雁木が現存しているとのことだが、それに比べ、直江津地区の雁木は、商店街の衰退と歩調を合わせるかのように殆んど見られなくなっている。   「直江の津」は、上杉謙信の時代には、その居城である春日山城下と併せれば、京都に次… [続きを読む]

Only Yesterdayの収益還元法 - 高瀬不動産鑑定事務所/高瀬博司

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  投資ビルの鑑定評価を収益還元法の手法で行うことは今や常識中の常識である。しかし、これが鑑定の常識になったのはついこの間Only Yesterday、即ちバブル崩壊以降のことである。それまでは、投資ビルの評価の手法はと言えば、原価法または取引事例比較法、とりわけ取引事例比較法であった。「不動産鑑定評価基準」には、これらに収益還元法を加えた三手法を併用せよとあるが、一人「収益還元法」のみが刺身の端扱いにされていた。   バブルの崩壊は従来の不動産の需給関係を一変させた。稀少性ありとされていた不動… [続きを読む]

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